カルボナーラ戦記
予はマストドンの王である。
これはかつ丼とカレンダー2022 12日目の記事である。
マストドンの王たる予はよく彼女にパスタを作ってもらっている。
嘘です(´;ω;`)自分で作ってます…
さて、そんなパスタの一番人気と言えばやはりカルボナーラであろう。
そんなカルボナーラであるが、一般的な作り方は生クリームに卵黄を入れて…とある。
が、待ってもらいたい。家庭でこれを作るときに疑問が生じないだろうか。
・卵黄のみって卵白どないすんねん…
・生クリームって余るけどこれどないすんねん…
よくこういった疑問に対して「卵白はメレンゲに~」「生クリームはお菓子に~」などと書かれておる。
いや、まて。カルボナーラが食いたいのだ。なんで他の料理作らなあかんねん。
いちいちそんな事してられるか。そんな事するくらいなら卵白飲むわ。
そんなある日どこかの記事で「ローマ風カルボナーラ」なるものを見かけた。
もう何年も前なのでどこで読んだのかも覚えていないが、ざっくりいうと全卵に粉チーズをかけて作るカルボナーラなのだそうだ。
お、これやんとおもった。まあ実際ローマでそういう風に作っているかは知らぬしそれは本題ではない。
しかし、たとえ海外であってもカルボナーラ作るたびに卵黄の処理とか生クリームのあまりとかをどうするかっていちいち考えてられないんじゃなかろうか。
ともかく、実際ローマでどうしているかは知らぬがともかく作ってみた。
まずは卵を割って、そこに粉チーズをかけて
それをよーくかき混ぜる。
オリーブオイルをひいたフライパンにベーコン、ニンニク、輪切りの鷹の爪、粒状コンソメを入れて加熱
そこに茹でたパスタを入れて
さっきの卵+粉チーズを入れて
よーくかき混ぜる。
やったぜ!カルボナーラのできあがりや!
が、これ実は上手くいった例。
失敗するとこうなる。
熱の加えすぎで玉子が固まってしまった例。
まあ、これはこれでと言えなくもないけど。
この玉子が固まる問題に王たる予は懸命に取り組んだ。
まず玉子+粉チーズにマヨネーズを加えてみた。
こうすることであまり固まらずしっかりソースっぽくなるのである。
けどマヨネーズ…なんかどうもなあ、裏技ってか妙な手段だなあ自分でも思った。
いや、別に料理にわけわからん縛りプレイする必要はないからそれはそれで完成形でもあったのだが。
べつの手段はベーコンを炒めているときにクリームチーズを入れることだった。
これでゆっくりクリームチーズを溶かすことでソースを作るのである。
これもはなかなかよかった。これも完成形と言えたであろう。
問題はクリームチーズを溶かし尽くすのにやや時間がかかることではあったが、茹でてる間にやればよい。
さほどのデメリットではなかったとも言える。
なのでこれがワイの答えや!となっていた。
なっていたのだ。
この動画を見るまでは。
ご存知リュウジのバズレシピである。
この動画で「カルボナーラのお父さん」なるカルボナーラの原型となったパスタを紹介していた。
ざっくり簡単に言うと、玉子は使わないで茹でたパスタにとろけるチーズかけてからめるってパスタである。
実際に作ってみた。
ほいさっさ。
旨い。クリームグラタンみたいな味がする。これはなかなかいい。
さて、ここでふと考えた。これが「カルボナーラのお父さん」ならこれに玉子入れればええのとちゃうん?
実際に試してみた
できた。
なるほど、こちらのほうが一般的に「カルボナーラ」と聞いて思い浮かべる味に近いかもしれない。
ただ、こちらもパスタにチーズをかけたときに茹で汁が少ないとやや固まる場合がある。
そのあたりの注意は必要だろう。
そんなわけで2パターンの全卵カルボナーラの作り方を紹介してみた。
おそらく後者のほうが難易度はやや下がるであろう。
カルボナーラを食べたくても作れなかった人は試してみるといいかもしれない。
マストドン読書部
予はマストドンの王である。
これはFediverse Advent Calendar 2020の10日目の記事である。
マストドンの王たる予は今年マストドン読書部というものを立ち上げた。
そのきっかけとなったのは2019年の夏あたりだったんじゃないかと思う。
マストドンはコミュニティがこじんまりとしているおかげかオフ会が盛んで、比較的穏やかな雰囲気である。そんなマストドンオフ会がその日も開かれており、予も参加していた。
オフ会、と言うよりいつものメンツでちょっと遊ばないかと言うようなものだったのだが、一通り終わって飯を食いながらの会話に花が咲いた。
2019年といえば十二国記の久々の新作が出るということで盛り上がった年でもある。
このときはまだ発売前だが、それに向けての期待というのは大きく高まっていた。
マストドンの王たる予も十二国記は読んでおり、どころか新作に向けて以前の作品をすべて読み直していたほどである。
もともと話し好きの面々で、酒も入り十二国記について語りあい大いに盛り上がった。
やれ、あの話はこれこれこうで~
やれ、あの作者の特徴としてこれこれこうで~
実に楽しい時間だった。
他の参加者や、読者のみながどうなのかはわからぬが、社会人となるとなかなか趣味の合う話をする機会というのは貴重になる。
とくにおっさんばかりの職場(2020年12月現在有給消化中。退職。)の予としてはこれはできない。おっさんたちの話題といえば野球と相場が決まっておる。
とまあ、そんな楽しいことが1年くらい前にあったね、とマストドンでトゥートしたところ、いっそそれ部活みたいにして立ち上げてオンライン上でやったらどうだという話になった。
はてさて、これは人が集まるのか、継続できるのかとやや戸惑ったが、マストドン内では部活と称した集まりがいくつかある。予もやるだけやってみるかと参加者を募ってみた。
これが意外なほど反響が大きかった。
マストドン内には読書家が多かったようで、その感想を言い合う場というのは実は需要があったようなのである。
もちろん課題も多い。
課題図書をどうするか、開催までの期間をどうするか、時間をどうするか、なるべく多くの参加者が来やすいようにしているつもりではあるが、集まりの悪いときもある。
そんなときは少人数でひっそりと、あるいは人が来るまで予が一人待ち続けたこともあった。
しかしながら、そういった平凡な悩みもありながらもマストドン読書部は順調に開催されている。
昭和文学もあれば、漫画やラノベを課題図書にしたこともあった。
間口は広くとって誰かしら参加できるようにしている。
この機会にマストドンのつながりを利用して、ちょっと読書の楽しみを見つけてみるのはどうだろうか。